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フェアリーテイル・レクイエム体験版 ネタバレ感想・考察

皆さん7月は何買う予定でしょうか。私はフェアリーテイル・レクイエムを予約しています。

今月はこの一本だけですね。

買う一番の要因になったのは体験版をプレイしたところ自分の感性に非常に合っていたからです。

ストーリー

舞台は、「お伽話症候群(フェアリーテイル・シンドローム)」の治療に特化した隔離病棟。通称「楽園」。

 「フェアリーテイル・シンドローム」とは自らを童話の登場人物だと思い込む人格障害の一種であり、入院患者たちは一様に「聖書」である童話絵本を抱え、その教えに従って生活している。

 主人公はそんな童話少女たちの楽園に、不意に紛れ込んでしまった記憶喪失の少年。何故この場所にいるのか、自分はどんな人物で何を成すべきだったのか、大事なことほどわからない。かりそめの役割を得ている少女たちがうらやましく思えるほどに、寄る辺ない。

 そんな折、彼の部屋で発見したスケッチブックには、乱れた筆跡でこんなことが書かれていた。

──少女たちの中にひとり、つみびとがいる。                    

イントロダクション

あなたは白い部屋で目覚めました。

ここはどこでしょう。自分は誰なのでしょう。

何一つわかりません。どうやら、頭の中も白く塗りつぶされているようです。

風変わりな建物の中を彷徨うあなたは、色とりどりの少女たちに出会いました。

目まぐるしいアリス。

引っ込み思案なグレーテル。

清らかなオデットと謎めいたオディール。

大人びたラプンツェル

そして勇気あるゲルダ

「彼女たちは『御伽話症候群(フェアリーテイル・シンドローム)』という、頭と心の病気にかかっているんだよ。自分のことをおとぎ話の登場人物だと信じ込んでいるのさ」

「ご覧、手に手に本を持っているだろう? あれは彼女たちの全てを記した、それぞれの物語。あの擦り切れた絵本のことをみんな『聖書』と呼んで、なにより大切にしているんだ」

「ここ? ここは、病院だよ。みんなここを『楽園』って呼ぶけどね、そんなわけがあるものか。いつかは誰もが出ていかなくちゃならないんだ。当たり前の、一人前の、大人のレディとして」

お医者様はそうおっしゃいます。

けれど、あなたの目にはどう見えますか?

兎を追いかけるアリスを、ぼろを着て震えるグレーテルを、窓から髪を垂らすラプンツェルを、夜の湖に降り立つオデットと忍び寄るオディールを、カイを捜し求めるゲルダを──あなたは、どう思うのでしょう。

痛ましいと目を背けますか。

愚かしいと笑い飛ばしますか。

それとも──

──そもそも、あなたの頭が白く塗りつぶされたのは、何のためでしょうね?

(以上公式サイトより引用)

まず体験版をして親切だと感じたところは、ヒロイン達の題材の本が「図書館」という形でゲーム内で読めるところです。

一応自分は全部聞いたことはあったが、正直細部については覚えていなかったので嬉しいです。

この本の数が今作ルート数かなと予想。ただ、親切だ。というところで終わってはならないと思います。

白鳥の湖が二つあることからも改変された物語を置いている可能性がありますね。

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大石竜子氏の原画の良さは見れば分かりますが、さっぽろももこ氏によるBGMも素晴らしいです。

メルヘンでメランコリックなゲームのイメージとぴったり合っています。

私が一番好きなのはゲルダの曲ですね。

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そして期待要素と不安要素の両面として新人ライターの海原望氏が挙げられます。

ライアーソフトの前作、帝都飛天大作戦のサブライターのようでここで作品短編を公開していたようです。

また、名前で調べると同一人物かは分かりませんが、GAや電撃にラノベ新人賞で応募していたような形跡が見られます。

フェアリーテイル・レクイエムをしていて、文章力で引っかかるところは個人的に無かったので、その点はそこそこ安心しています。自分はほぼライター買いしかしないようなやつですが、今回は冒険してみようと思います。

考察

主人公のフェアリーテイル・シンドローム

皆さん予想されていますが、私も青い鳥だと思います。

たいきさんも予想されておりますが、兄と妹の有名な童話と言ったらヘンゼルとグレーテルか青い鳥しか思いつきません。

もっと別な童話という場合やどんでん返しの設定があるかも知れませんので、やってみないと分かりませんが。

スケッチブックの文章について

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この文章を書くには人物が二人いります。

1人目は危機感を持っているが文章が書けない人(これは多分主人公でしょう)

なぜ文章が書けないのかは不明ですが、怪我や精神錯乱でしょうか。これはいくらでも思いつきますね。

2人目はフェアリーテイル・シンドローム患者と思われ、楽園に疑問を持っていない文章を書いた人

文章の書き方からして女性だと考えられますが、誰でしょう。

主人公の妹?アリス?黒い少女?

スケッチブックを書いたのが主人公と言うのなら、このゲームはループモノではないと思うので

精神錯乱を起こし、脱走しようと考えた主人公が記憶を消されたと考えるのが妥当でしょう。

信頼できない語り手について

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主人公らフェアリーテイル・シンドローム患者は見ているモノを改変しているという設定が体験版の中で語られています。

これがあると読者はどこからが伏線で、どこを信じればいいのか分かりづらくなります。

物語全部が主人公の妄想であるという可能性も否めません。

しかし、私はこういった設定は好きです。個人的に現実を改変して見ているというのは個人的にうみねこのなく頃にの魔法の概念に似ていると思いました。

現実に傷ついた人が魔法というていで妄想をしている。それは優しい修飾であり、愛が無ければ視えない。

くわしいことは長すぎますし、うみねこならだいたい皆さん知っているでしょう。

幻想描写や見ているモノが実はリアルでは全然違ったというのはありふれていますが、それを無粋に病気だなんやらというこのゲームでのお医者様には愛が無いのでしょう。

エンディングでは現実に帰るのだと思いますが、その事とお医者様が無粋に緑色の液体に浸かったくまのぬいぐるみをカエルのホルマリン漬けとネタばらしするのは少し違うと思いました。

アリスにだけ「王子様」「ヒーロー」等の物語でヒロインと対になる男役が存在しない件

ヘンゼルとグレーテルのヘンゼル、白鳥の湖ジークフリート王子、ラプンツェルの王子、雪の女王のカイといったように

他のヒロイン達にはくっつくべき男性がいます。

しかし、アリス(「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」)には存在しているという話は知りません。

私はストーリー上の展開として主人公が、その男性役に成り代わってヒロイン達と触れ合うのだろうと考えていましたが

アリスルートで主人公の立ち位置はどうなるのでしょうか。

また、ストーリーの途中で主人公がヒロイン達が好きなのは自分自身なのか、それともその相手の物語上の王子様なのか苦悩したり、すれ違う展開もありそうですね。

お伽話症候群(フェアリーテイル・シンドローム)とはいったい何なのか

私は精神分析領域における防衛機制の同一化や抑圧の一種だと思います。

(同一視(identification)とは、自分にない名声や権威に自分を近づけることによって自分を高めようとすること。他者の状況などを自分のことのように思うこと。この同一視は他人から他人へ伝染する。)

(抑圧(repression)とは、実現困難な欲求や苦痛な体験などを無意識の中に封じ込め忘れようとすることである。その内容には観念、感情、思考、空想、記憶が含まれる。ジークムント・フロイトはこの「抑圧」が最も基本的な防衛機制と考えた。特に心的外傷体験(トラウマ体験)や、性的な欲求などの倫理的に禁止された欲求が抑圧されると考えられている。)wikiより

ヒロイン達が自分の置かれた辛い境遇を(グレーテルなら貧困、ラプンツェルならネグレクトか?みたいに)物語のヒロインと思い込み、物語の登場人物ならいつかハッピーエンドになると信じているのでは?

それとも、解離性同一性障害(解離性障害は本人にとって堪えられない状況を、離人症のようにそれは自分のことではないと感じたり、あるいは解離性健忘などのようにその時期の感情や記憶を切り離して、それを思い出せなくすることで心のダメージを回避しようとすることから引き起こされる障害であるが、解離性同一性障害は、その中でもっとも重く、切り離した感情や記憶が成長して、別の人格となって表に現れるものである)wikiより

のように物語の登場人物としての別人格を作り出しているのか。そのどちらかだと予想しています。

そして、ゲルダの危惧の通り、お医者様によりフェアリーテイル・シンドロームが発症・悪化させられている可能性も考えられます。

わざと辛い体験を経験させて、「お前はアリスなんだ」「お前はグレーテルなんだ」「だからこういった目に合うんだ」といったように「ヒロイン」を作り出しているのかも。

タイトルに込められた意味とは

フェアリーテイル→おとぎ話・童話

レクイエム→鎮魂歌・葬送曲と意味深です。

曲解すれば「フェアリーテイルシンドロームを根絶させる」・「物語自体が誰かへの葬送曲」なんかの意味取れるかと思いますが

私はストレートに「幻想としてのおとぎ話を終わらせて現実で生きる」といった意味なんじゃないかな~と思います。

どのようなストーリー・エンディングになるのか予想する

前項でも少し触れましたが、大体はそれぞれの聖書に沿ってストーリーが進むのだと思います。

しかし、エンディングは2つあると予想します。

1つ目はフェアリーテイル・シンドロームに飲み込まれ、聖書の内容に丸々沿った一見ハッピーエンドに見せかけたバッドエンド

2つ目はフェアリーテイル・シンドロームと折り合いとつけて、厳しい現実の中で生きていくというトゥルーエンドがあると思います。

1つ目が存在する理由は、そうじゃなきゃわざわざハッピーエンドの童話たちをテーマにする理由が無いからです。そうじゃなくともプレイヤーになんかこいつら幸せそうだけど、これでいいのか・・・?と思わせる仕掛けがあると考えられます。

また派生として主人公が自分のフェアリーテイル・シンドロームに飲み込まれ、例えば青い鳥だったらヒロイン全員をミチルにしか認識できなくなるエンドとか

ラプンツェルのように、別に王子様とかの男性役はお前じゃなくてもいいし、モブキャラにでもなってろよというNTRエンドもありそうですね。

後、オデットとオディールが実は入れ替わっていたというのもありそう。入れ替わりネタをやらずして、何が顔が似ているキャラや双子の設定か

比較的最近プレイした翠の海も青い鳥やラプンツェル、シンデレラ等の童話がモチーフでしたね

童話がテーマというところはいいです。キャラの背景に丸々一つの物語があるっていうことですし。キャラ付けに深みが増します。

というように発売前から少し盛り上がってしまいました。そもそもサクラノ詩が延期になったから、7月のゲームほかに探すかというところから始まったのですが

想像以上に楽しみになってきました。それでは