SIGHtseeing

ゲームブログです。

プラネット・ウィズ1話「光、七閃」感想

もうすぐ2話が放映されるタイミングでやっと1話の感想が書けることの悲しみ。

関東だと明日の夜にはもう2話が見れるとの事で、いいなぁ~都会モンはよォ~~~。

1話の感想としては、王道を行ってるようでいていきなり外してくる。けど展開は王道そのものという立ち上がりからモロ水上作品でしたね‥‥

いきなりの主人公と緑髪メイドとネコが一緒に飯を食ってる場面で水上作品オタクは「アッ!」となりました。

非日常生物が日常生活を営んでいる‥‥これが水上作品なんだよな‥‥

全く作画が崩れずに水上悟志先生の絵がそのまま動いていて本当に感動してしまいました。製作陣本当に愛がありますね‥‥

水上先生は原作を全話分ネームで作って渡されているとの事で、かなり珍しい体制での作り方だと思います。

私は水上作品がアニメ化するなら惑星のさみだれからだと思っていたので、

まさか水上先生原作のオリジナルアニメが始まるとは夢にも思いませんでした。幸せすぎる。

プラネット・ウィズが売れたら今までの作品のアニメも考えているそうなのでぜひとも売れて欲しい‥‥。

BGMの劇伴が田中公平先生で音響が岩浪美和さんという事もあり、かなり耳が気持ちいいアニメでした。

いきなり出てきた気持ち悪いデザインビスケットハンマーやブルースドライブモンスターの亜種みたいな未確認飛行物体である

「ネビュラウェポン」の能力はかなりエグイものがありますね。

光を浴びた者に強制的に守りたかったものとのありえなかった未来?見せる力でしょうか。

胴体に"平和"みたいな文字が書いてある通り、ネビュラ側は交友のために来たのでしょうか?

今の時点ではSFによくある友好的な侵略者らしいという事しか分かりませんが、

虎居が主人公達に対して「その力まさかネビュラの」と言っていましたし、今後は念力合体後の姿を「ネビュラソルジャー」と

呼称されるみたいなので、主人公らはネビュラ側の人間?そもそも人間なのかな‥‥立場だと思われます。

冒頭のシーンは明らかに地球上では無かったですし、もしも「惑星ネビュラ」というものがあるとして、

そこが滅亡しかけているということで地球に手先が現れていると考えるのが今の時点では妥当かなと思います。

主人公の黒井宗矢や冒頭の主人公の兄っぽい人も元々はそっちの人間とか。

そして虎居達グランドパラディンの念動巨神装光と主人公の念力合体の出現の仕方が同じですし、

元を辿ればグランドパラディン達もネビュラ側の力で変身したりサイキックの力を得ていると思います。

というか老若男女が集まったグランドパラディンは水上先生なりの、惑星のさみだれの獣の騎士団のセルフオマージュでしょうか。

かなりの"いつもの"を感じました。変身後もさみだれの泥人形みたいでカッコいいですね。

グランドパラディン達が持っている力の源を手にした主人公が記憶を取り戻し激高していたということから

ネビュラ側にとっての大事なもの。遺物とかでしょうか。星の砂のような形をしていましたが今の時点では判断が出来ません。

水上作品ワールドでは普通にサイキッカーが出てきますし、いつもの作品だと緑髪がその証拠なので

グランドパラディンにいるこがねさん辺りがメチャクチャ怪しいですね。

力の源を持ってないと力を得ることが出来ない虎居らと違って素でサイキックの力を持っているとかありそう。

後、細かいところとして主人公の家に惑星のさみだれの朝日奈さみだれとアニマのフィギュアが置いてあったのも

かなり嬉しいです。実質惑星のさみだれのアニメ化じゃんこれ‥‥。

OPやEDもかなり良くて、特にEDの主人公の楽天カードマンみたいな仮面に映る登場人物の裏表の演出や

その中でも委員長だけそれが無いということだったりもしますし、

EDの歌詞での「どうして善悪に分けて争うことでしか答え出せないの 誰もがそれぞれ正義の中で正義を見失う 完璧な世界はないのに」

という事からも主人公たちとグランドパラディンたちが自らの正義と正義を賭けて戦っていく勧善懲悪で進むストーリーではなさそうなことは分かりますし

その後の「許し合えるから愛し合えるの」という歌詞は、本編中での虎居に対しての「お前を許す」と合わせて考えると昨日のブログ記事でも書いたように水上作品のどの作品の根底を流れる

愛と許しの物語を感じさせます。

1話はギャグとシリアスとバトルのバランスがよく、テンポよく進み、程よく謎を残しつつ次回のヒキも良いという

アニメの第1話としてはほぼ完璧な出来だったのではないかと思います。2話以降も毎週楽しみにしていきたいと思います。