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妖怪ウォッチ1クリア感想

今更妖怪ウォッチ1をプレイ?とほとんどの方は思うだろう。この間2DSLLを購入したことにより私の3DSソフトへのハードルが下がったため、以前から購入していた妖怪ウォッチを何となくプレイしてみたという次第です。一旦プレイを始めると夢中になってしまい、ひとまずまだ先はあるみたいなのですが、ストーリークリアまでプレイしたので感想を書きたいと思う。

 

クリア時間は19時間程度で、サクッとプレイ出来た。たのみごとやクエストは50個程度終わらせたがまだまだ残っているものもあるので参考までに。クリア後の要素ややり込み要素も多くあるので30~40時間くらいは遊べると思います。パーティーは補助役や盾・回復役を入れずに回復はアイテムに任せるという脳筋プレイをしていました。

 

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良かった点と今一つだった点を挙げていきたいと思う。

良かった点

・作り込みの緻密さ

今作は一度プレイすれば分かるように街並みやゲームシステム・キャラ設定が異常なまでに作り込まれています。街並みは本当に現実にその町があるかのように道路の一本一本から路地裏、店の一つ一つ丁寧に作られており"さくらニュータウン"をゲーム内に存在させる上で非常に効果的です。また妖怪を見つけるために車の下を覗いたり、木や地面にいる虫・水辺にいる魚などを捕まえる要素もあり、主人公の小学生になって町を探検しているという子供心をくすぐるノスタルジックな感覚をプレイヤーに味わわせてくれます。街並みも整っているだけでは無く、あまり人通りの無い場所は汚く散らかっていたり、実際に入れて利用できる店ラーメン屋・病院・駄菓子屋・駅・博物館など多岐に渡るが、そのどれもが"それらしい"作りになっています。そして街中には話しかけられるモブキャラも非常に多く存在するが、ただその場所にいるのではなく、生活の一部分を切り取って覗いているかのような生きているリアルさがあります。この部分は本当に腰が抜けるほど驚かされた点で、もう30歳近い大人の自分がプレイしてもワクワクするので、8年前にこんなゲームが出ていたとは‥‥レベルファイブやっぱすげぇと思わされました。また、これだけの街を探索するのは面白いが、さすがに広すぎると思うタイミングでファストトラベルが解禁されるのもやるやんと思いました。そしてシナリオもコミカルでありながら王道の人間と妖怪の友情ものであったり、サブクエストで様々な悩みがある人達に出会ったり、ゲーム中で赤信号を無視すると怒られたりと小さい子供の社会常識や情操教育を育む上で、何となく良い影響を与えそうだなと思いました。

 

・戦闘システム

上記でも挙げた通り戦闘システムも秀逸な出来でした。妖怪の前衛3人後衛3人の6人パーティーで、3DSの下画面が円状になっており、それをくるくるとタッチペンで回すと前衛と後衛をリアルタイムに入れ替えられる。完全オートの戦闘でプレイヤーが出来るのは必殺技を使う・アイテムを使う・ターゲティングをする・後衛の妖怪の状態異常を回復させる(おはらい)という基本4つで、あくまで妖怪たちを手助けするという側面が強いです。必殺技やおはらいは3DSの下画面をこすったり・回したり・なぞったりすることで出来ますし、ターゲットはプレイヤーが場所を実際にタッチペンで動かしてピンをさすという動作で出来ます。雑魚敵はそのままオートに任せていれば倒せたりしますが、ボス戦になると、次々に状態異常になる妖怪をおはらいしたり、タイミングよく必殺技を使ったり、どんどん変わるボスの形態に合わせて狙いを付けなおしたり、体力が減ってくればアイテムを使ってとかなり忙しくやりごたえがあるものとなっており、ボスを倒すごとに大きい達成感を味わえます。

 

今一つだった点

・妖怪の友達にならなさ

今作は妖怪を使ってバトルなどをこなしていく。一部のイベント達成か、戦闘で倒すとその後友達になって使えるようになるというドラクエのような仲間システムになっているが、この友達にならなさが非常に高い。それぞれ好物のアイテムを与えると友達になりやすいようだが、それも微々たるもので何回倒しても友達になってくれない。これで進行に影響がなければ別に良いのだが、サブクエストで、その妖怪を使って悩み事を解決するものが多く、妖怪と友達になっていなければいつまで経ってもクリア出来ない。それで諦めたサブクエストも多かった。戦闘は強制加入キャラが使いやすく、序盤で仲間にした妖怪も合体・進化すれば終盤まで使えるので良かったのだが‥‥。

 

総評

妖怪ウォッチ1をプレイして思ったことは、こりゃ社会現象になるわという事です。ゲーム自体は最初は売上は今一つで、アニメの放映と同時に爆発的に売れ始めたようですが、そのブームが長続きしたのは丁寧に制作されたゲームの下支えがあったからだなと思いました。現在は一時期の何でもかんでも妖怪ウォッチという世の中では無いですが、テレビアニメは今でも続いていますし、ナンバリングは4まで、スピンオフも多く制作されています。自分は2真打と3スキヤキも購入してあるため、近いうちに続編にも手を付けようと思います。1の移植作もスイッチでありますので、未プレイの方は一度手に取ってはいかがでしょうか。