SIGHtseeing

ゲームの話題が主でプレイしたゲームの感想記事や、ゲーム発売スケジュール、セール情報、最新ゲーム情報などを取り扱っています。

黎の軌跡発売直前!近年のファルコムの主流シリーズの流れとおすすめシリーズ入門作品

黎の軌跡がついに明日9月30日に発売されます。明日が楽しみすぎていてもたってもいられず迸るファルコム作品への熱を原動力にキーボードをタイピングしています。毎年秋はファルコムの季節という事で楽しみにしているのですが、ファルコムはシリーズ物が多くて手が出しづらいという人も多いと思うので、近年のファルコムのシリーズの流れを少し振り返り、おすすめシリーズ入門を挙げていきます。

"近年"と掲げているように2010年~現在で新作が定期的に出ているイースシリーズと英雄伝説から派生した軌跡シリーズ、そしてザナドゥという名がついているがザナドゥシリーズとは関係がない東亰ザナドゥについて書いていきたいと思います。

ファルコムには他にもドラゴンスレイヤーシリーズやブランディッシュシリーズ、ヴァンテージ・マスターシリーズがありますが、いずれも10年以上新作が出ていません(ヴァンテージ・マスターは最近の軌跡シリーズのミニゲームで遊べます)

“開発を終わらせる”哲学から生まれるゲーム制作。17年にも及ぶ「軌跡」シリーズを振り返りながら日本ファルコムが「何を大事にしているのか」を近藤社長に聞く (denfaminicogamer.jp)

ファルコムは上記のインタビューでも語られているようにファルコムは全従業員合わせて60人規模の会社であり、それでいて毎年新作をリリースされているため、固定客が付いておりなるべく素材やキャラ設定等が使い回せるようなシリーズ作品が多いのではないか感じています。あまり新たなシリーズを広げられないのではないかと思いますが、そういった中で2015年完全新作の東亰ザナドゥがリリースされたのは凄いと思いました。

毎年作品が出るので作り込みが甘いかと言えば一切そのような事は無く、ストーリー・アクション・ゲームシステム・ゲームボリュームなどは十分すぎるほどに詰め込まれており、普通にクリアするだけでも50時間以上は平気でかかります。しかもストーリーが進むごとに作中のNPCのセリフがこまめに変化するなど、相当手間がかかっていると思われます。

ファルコムは以前はPC向けソフトを中心に制作されていましたが、PSPからコンシューマーにも進出し、その後は移植を含め現行機に合わせて作品をリリースされています。3Dグラフィックに移行直後はグラフィック面を中心に開発力を批判された事もありましたが、徐々にその水準を上げ、明日発売のファルコム最新作となる黎の軌跡ではゲームエンジンを一新し他のメーカーにも見劣りしないようなクオリティだと感じています。そもそも今までの3Dエンジンが2004年発売のぐるみんをだましだまし使っていたというのが無茶苦茶な話だとは思いますが‥‥。

 

それではシリーズの話に移っていきます。シナリオが売りのゲームなので内容にはあまり触れません。またコンシューマー作品の話のため、ブラウザゲームの暁の軌跡やソーシャルゲームイース6オンラインは触れません。

軌跡シリーズ 

各シリーズ1作目のPVです。


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com

2004年に第1作英雄伝説VI 空の軌跡(FC)が発売され、外伝の那由多の軌跡を入れると明日発売の最新作黎の軌跡が12作目となります。ジャンルは那由多と黎以外は基本的にSRPGのような位置取りの要素があるコマンドRPGです。舞台は那由多の軌跡以外全てゼムリア大陸と呼ばれる架空の大陸であり、時系列も基本的に発売順に沿っていますので、これからシリーズを追いたいと思う方は空の軌跡FCから発売順に追っていくと良いでしょう。

空の軌跡リベール王国、零の軌跡碧の軌跡クロスベル、閃の軌跡創の軌跡は基本的にはエレボニア帝国と一部の場面はクロスベル、黎の軌跡はカルバード共和国となっており、シリーズのナンバリングが変わるごとに舞台はゼムリア大陸の中のある場所へと変わりますが、登場キャラクターはシリーズが進んでもキャラクターは据え置きで、新キャラクターのサポートの位置づけで作品の後半になるにつれ登場していきます。また今まで敵国と思っていた地域が舞台になる事により、物語の幅と視点が広がる点も面白さの一つです。

詳しい発売順は空の軌跡FC→空の軌跡SC→空の軌跡3rd→零の軌跡碧の軌跡→(那由多の軌跡)→閃の軌跡Ⅰ→閃の軌跡Ⅱ→閃の軌跡Ⅲ→閃の軌跡Ⅳ→創の軌跡→黎の軌跡となります。

時系列は空の軌跡から始まり零の軌跡閃の軌跡Ⅰが同時期、碧の軌跡閃の軌跡Ⅱが同時期となっています。そこから閃の軌跡Ⅲ~創の軌跡と地続きで続き、黎の軌跡は創の軌跡の約1年後となっています。

空の軌跡エステルとヨシュアのガールミーツボーイを中心に話が進み、3rdが空の軌跡の後日談&ファンディスク。零の軌跡と直接の続編碧の軌跡はロイド・エリィ・ティオ・ランディの4人が中心にクロスベル警察特務支援課となる仲間の話になります。

閃の軌跡のⅠとⅡは主人公リィンがトールズ士官学院に入学し同じクラスの仲間達と切磋琢磨していく物語であり、閃の軌跡ⅢとⅣはⅠから約3年後が舞台となり、シリーズキャラが多く出てきたり、後輩が出てきたり同じ学年メンバーが就職等したり様々な道に進んだ時点からの物語です。

創の軌跡は再びクロスベルに舞台が移り今までの全シリーズから登場人物が出演する集大成&ファンディスクのような形です。

 

ちなみにそれぞれの作品のクリア時間(サブクエスト全消化)を目安程度に私の物を載せると

空の軌跡FC 30時間  空の軌跡SC 50時間  空の軌跡3rd 40時間

零の軌跡 50時間  碧の軌跡 70時間  那由多の軌跡 30時間

閃の軌跡Ⅰ 70時間  閃の軌跡Ⅱ80時間  閃の軌跡Ⅲ100時間  閃の軌跡Ⅳ110時間

創の軌跡 120時間となります。

これはサブクエストは全て消化し、こまめに街の人に話しかけていたくらいであまりミニゲームややり込み要素はプレイしていなかったので、標準的な時間程度だと思いますが、それでも軌跡シリーズ全体のプレイ時間を単純に足してみても750時間かかります。これが私が軌跡シリーズは手を出しづらいかなと思う理由です。

黎の軌跡から初めてプレイするという方も中にはおられると思いますが、上記のインタビュー記事でもシリーズ未経験者も入れるように作ってあると書かれていますし、黎の軌跡から入ってシリーズを遡るというのも個人的には全然良いと思います。ただPVや公式サイトを見ただけでも今までのシリーズキャラが結構いますし、シリーズを通して暗躍する組織が出てきたり、多分シナリオでも今までのシリーズを元にした思わせぶりな言動(いつもの)があると思われますので、最大限楽しむならシリーズをプレイした方が良いかなと思います。

ただ一つ言っておきたいのが、ただ単にボリュームが多いだけのゲームではないという事です。ただただシリーズを引き延ばしているだけというだけでは徐々に固定客は離れていくと思いますが、段々とクオリティを上げつつ、システム面もこまめに改良されていくため、シリーズへの参入のハードルは高めですが、半年など腰を据えてシリーズを通してプレイするという事ならかなりおすすめです。

現在プレイするならまず空の軌跡はVita版のEvolutionシリーズでFC、SC、3rdがおすすめです。PS4には移植されていませんし、Steam版は日本語対応していません。

零・碧の軌跡はVita版のEvolutionシリーズか、PS4の移植版の改シリーズがおすすめです。Steam版は改シリーズが2022年リリース予定です。

そして閃の軌跡はⅠ・ⅡはPS4移植版の改シリーズ、Ⅲ・Ⅳ・創はオリジナルのPS4版がおすすめです。閃の軌跡シリーズや創の軌跡はスイッチ版・Steam版も出ておりますが、後述するイース等を含めファルコムのオリジナルプラットフォームは現在PS4でありそれ以外のスイッチ版・Steam版は別会社が移植しています。PSの方が最初にリリースされるのでシリーズを追いやすいですし、VitaとPS4があればシリーズを全て追う事が出来ます。那由多の軌跡はシステムもアクションで舞台も違い今まで軌跡シリーズ本編とは関わりのない外伝作だと思われていましたが、最近のシリーズ作でもしかしたら繋がりがあるのではないかと言うのが分かってきましたので、もしプレイされるのであればPS4移植版をおすすめします。

ちなみに黎の軌跡でようやく軌跡シリーズが後半戦に突入とのことで、後5年以上は確実に続くと思いますので今から追いかけても大丈夫だと思います。シナリオがひと昔前の長編ラノベノリでナンバリング作品では作品の最後にクリフハンガーを多用するという問題はありますが、JRPG的な面白さはトップクラスだと思いますので、良かったらぜひ。

 

イースシリーズ

載せているPVはおすすめのプラットフォームの物とは限りません。


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com

イースシリーズは1987年から続く大御所のゲームシリーズであり、それでいて未だに新作が出続けているアクションRPGシリーズです。最新作は2019年発売のイースIXです。イースシリーズも最近のⅦ・Ⅳセルセタの樹海、Ⅷ、Ⅸはクリア時間はサブクエスト全消化で60時間ずつ程度でしょうか。

シリーズ本編はそれぞれ1000年以上前の冒険家アドルの冒険日誌を原典として翻訳・小説化されたものという設定です。そのためナンバリングが続いていても時系列はバラバラであり、前述の軌跡シリーズのようなシリーズ間の繋がりも極めて薄いです。そのため主人公は無口な赤毛の冒険家のアドル・クリスティンで、その相棒がドギという事さえ分かれば、基本的にはどの作品から手を出しても違和感なくプレイ出来ます。ただ最新作イースⅨはそのシリーズのお約束を逆手に取ったシナリオ構成になっていますので、はじめに手を出すのはあまりお勧めできません。

しかしゲーム内容が薄いという訳ではなく、アドルは大抵乗っていた船が沈没か漂着し、冒険の舞台に辿り着くわけですが、徐々に探索できる範囲が広がりその地の謎が明かされていく感覚や、仲間との絆や練られたシナリオ構成・程よい達成感とシンプルですが爽快なアクションとアクションRPGとして文句の付けようが無いように思います。

私としてはコンシューマーならとっつきやすいPS4イースⅧ(Vita版はPS4版での追加要素がないのでオススメしません)を始めにプレイし、次にPS4イースセルセタの樹海:改、その後VitaかPSPを所持しているならイースⅦ、 イースI&IIクロニクルズ、イースフェルガナの誓いイースナピシュテムの匣があります(Vitaはダウンロード版)。特にイースⅦは現在のイースシリーズのパーティー制、武器の属性、スキルシステムが初登場した作品でとっつきやすくおすすめです。Ⅶ以外のPSPの作品はWindows版もあるので興味があったらどうぞ。

ちなみにプレイ推奨のⅦ、Ⅳセルセタの樹海、Ⅷ、Ⅸは現在Steamでも日本語アリでプレイ可能です。今ならそちらも良いでしょう(Ⅶだけ音声が英語のみです気になる人はPSP版をどうぞ)

ⅧとⅨはスイッチ版もありますが、やはりハード性能の差なのかグラフィック面やフレームレートの低下、処理落ちなどが強く出ているようです。軌跡シリーズのようにコマンドRPGならまだしもイースシリーズはアクションゲームのため直接プレイフィールに影響が出てしまうのであまりおすすめできません。

イースシリーズはⅣのセルセタの樹海のように過去作をリメイクする事もありますが、イースⅥは現在ファルコムが中国のゲーム会社にライセンスを貸して「イース6オンライン」というソシャゲになったため今後のリメイクは望めないでしょう。

イースⅤはPS2でプレイ出来ますが、現在プレミア化してプレイが難しいです、今後リメイクされる事を期待しましょう。オリジンだけは様々なプラットフォームでプレイ出来ますが、外伝でありⅠ・Ⅱの昔の時代を描いた作品で主人公もアドルでは無いため興味があればどうぞ。

 

東亰ザナドゥ

下記のPVはPS4完全版のeX+のものではありません


www.youtube.com

今回の記事で紹介する中でこの東亰ザナドゥのみシリーズ作ではありません。しかし近年のファルコムの新作であること、今後シリーズ化が予定されている事から紹介します。クリア時間は完全版の東亰ザナドゥ eX+でサブクエストを全消化して60時間程度です。

東亰ザナドゥは2015年にVita版が、2016年にPS4で完全版の東亰ザナドゥ eX+が発売された、ファルコム初の現代が舞台であり、ジャンルはアクションRPGです。Steam版も2017年リリースされ日本語対応あります。eX+での追加要素が非常に多いためPS4版のプレイをお勧めします。

前述しましたがザナドゥと冠していますがザナドゥシリーズとは一切関係が無い単独作品となっています。イースシリーズで培ったアクション部分を存分に発揮しモーションはもう少しという感じですが、キビキビと動く爽快なバトルが味わえます。イースとは違い章ごとに分かれたステージクリア型で、ステージをクリアすると物語が進みます。

シナリオ・キャラ共にいわゆる往年の現代学園異能モノと言って相違なく、昔ながらのラノベを彷彿とさせます。軌跡やイースシリーズなどファンタジー作品では感じませんでしたが、正直ファルコムの言葉選びのセンスが時代と合っておらず、2015年発売の2015年が舞台のゲームで初っ端"チーマー"という単語が出てきた時は思わず「嘘でしょ!」と言ってしまいました。主人公はやれやれ系と思いきや人柄が善良なお人よし熱血という"そういう"キャラですが、他のキャラクターと合わせてファルコムの調理が上手いのか不思議と好感が持てるようになっていました。

舞台は東亰(東京ではない)の郊外にある架空の杜宮市であり、これは日本ファルコム本社がある東京の立川市が元となっています。現実と同じ建物も多く存在しファルコム作品では珍しく聖地巡礼が出来ます。

軌跡シリーズとは一切関係がありませんが、作中のミニゲームで軌跡シリーズのキャラが出てきたり、スターシステムで同じキャラが存在したりします。ラノベノリがきつい方は難しいかもしれませんが、徐々に仲間が増えていって巨悪に立ち向かうという構成は王道で個人的には非常に楽しめましたし、単独作品のため手が出しやすいです。

完全版のex+で追加されたシナリオで続編の匂わせがあり、ファルコム近藤社長のインタビューでも続編は考えていると発言されていた事から待っているのですが、発売から5年経過した現在も続編はリリースされてません。前述の通りファルコムは規模が小さい会社で1年に1作品に集中するという形なので難しいかもしれませんが、いつかはプレイしたいな~と思っています。

 

まとめると、現状の主流シリーズはコンシューマーならPS4とVitaがあればプレイ可能です。一部Steamも対応しています。ゲーム | Falcom ファルコム公式のゲーム一覧も参考にしてください。

軌跡シリーズは非常に面白いですがシリーズの繋がりが密接なため、手を出すなら腰を据えて気合を入れて頑張りましょう。

初めてファルコム作品をプレイするならイースシリーズか東亰ザナドゥeX+がおすすめです。

イースシリーズの中で初めにプレイするのはⅧがおすすめで、その後はⅦ、Ⅳセルセタの樹海、Ⅸがおすすめです。

以上で近年のファルコムの主流シリーズの紹介とおすすめシリーズ入門作品紹介を終わります。個人的な視点で紹介したため不満に思われる方もいるかもしれませんがご容赦ください。これを機にファルコム作品をプレイされる人が増えたらよいなと思います。