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ゲームブログです。

期待の2023年上半期発売予定の新作ゲーム紹介

2023年は現段階でも多くの期待作が軒を連ねており、ゲームライフが非常に充実することが予想される。そのなかでも暫定で2023年上半期の、私が特に期待しているタイトルを挙げていきたい。移植や下半期に発売予定だったり、発売日が完全に未定だったりするタイトルは省いているのでご了承願いたい。また忘れていそうなゲームがあったら教えてほしい。

 

Silence of Switchblade


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『Silence of Switchblade』は『ベオグラード・メトロの子供たち』や、『真昼の暗黒』などをリリースしたSummertimeの最新作。先日のC101にて早期アクセス版を販売し、製品版が発売され次第差し替え予定だとアナウンスがあることから完成は間近であろうか。ずっと追っているサークルであるため、非常に期待している。

badcatsweekly.com

また作者の隷蔵庫氏のこちらの連載を読めば、『Silence of Switchblade』は『ケイゾク』を意識している部分があるといったテキストが読めるなど、作品への理解が深まると思うのでオススメしたい。

 

ワンピース オデッセイ


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『ワンピース オデッセイ』はバンダイナムコエンターテインメントから1月12日発売予定のRPGである。ワンピースの世界観でコテコテのコマンドバトルJRPGがプレイできるのは非常に魅力的である。新しい舞台だけでなく「メモリア」と呼ばれる、ルフィたちの思い出から創られた記憶の世界が登場し、アラバスタやウォーターセブンを訪れることができるのも、あの世界を自由に動き回りたいという欲求を満たすことができそうで期待している。

 

A Space for the Unbound 心に咲く花


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『A Space For The Unbound 心に咲く花』はインドネシアのMojiken Studioが手がける1月19日発売予定のアドベンチャーゲーム。90年代後半のインドネシアの片田舎で世界の終わりが訪れるなか、高校卒業間近の主人公のアトマは行方不明になった友人のラヤを探しながら、人々の心にダイブする能力を使って人々を救っていく物語だ。現段階の情報では作中は精神世界で、終末的世界観はラヤとの関係や、青春が終わることに対する心情の反映ではないかと考えているが、予想を超えるようなツイストの効いた展開に期待したい。

 

FORSPOKEN


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『FORSPOKEN』は1月24日にスクウェア・エニックスから発売予定の魔法アクションRPGだ。異世界「アーシア」を舞台に本作の特徴であるアクション要素「魔法パルクール」を駆使して自在に広大なオープンワールドの世界を楽しめる。開発は大好きな『ファイナルファンタジーXV』を手がけたスタッフを中心とした「Luminous Productions」が担当するとのことで今から期待でいっぱいである。

 

ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~


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『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』はコーエーテクモゲームスより、2月22日発売予定の「アトリエ」シリーズ最新作である。前作「ライザのアトリエ2」はアクション性の高いコマンドバトルRPGとして革新的な出来であった。本作でさらにどこまで進化しているか楽しみである。またライザが主人公の「秘密シリーズ」は少年少女の成長譚としても白眉である。3では1でシナリオを手がけた、「灼眼のシャナ」シリーズの高橋弥七郎氏を再起用していることもあり、高品質なジュブナイルとしても期待している。

 

オクトパストラベラーⅡ


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『オクトパストラベラーⅡ』は2月24日にスクウェア・エニックスから発売予定のRPGゲームである。「HD-2D」を活かしたグラフィックは前作から魅力的であり、往年のJRPGへの郷愁やゲームへのさらなる没入感をもたらしていた。新たに「昼」と「夜」の概念が追加され、主人公が行えるフィールドアクションも時間帯により変化する。また前作では主人公同士のつながりが薄いのが惜しかったが、本作では共に行動しストーリーを進行する「クロスストーリー」というシステムも存在するようだ。

 

LOOP8


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『LOOP8』はマーベラスより3月16日に発売予定の新作ジュブナイルRPGだ。『高機動幻想ガンパレード・マーチ』などの芝村裕吏氏がゲームデザインとシナリオを担当している。タイトルのとおりループモノのようだが、ジュブナイルに目が無い私としては購入確定である。主人公の名前がニニ、ヒロインがコノハと咲夜というのは、日本神話のニニギ(瓊瓊杵尊)とコノハナサクヤヒメがモチーフだろうが、ジュブナイルと日本神話をどう融合させるのか期待したい。

 

すだまリレイシヨン


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『すだまリレイシヨン』はエンターグラムが3月23日に発売予定の探索型横スクロールアドベンチャーゲームである。母の遺言に従い故郷へ戻った主人公が、高校生活を送るなかでひょんなことから、まだ学校に存在していない『学園七不思議』を選ぶことになる。“妖怪×謎解き”がテーマで多様なキャラクターが登場するのも特徴だ。2023年3月31日をもって会社の大きな軸であったアダルトゲームブランド、「戯画」を畳むことが決定しているエンターグラムの贈る1作はどのようなものになるのか注目している。

 

超探偵事件簿 レインコード


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『超探偵事件簿 レインコード』は2023年春発売予定の「ダンガンロンパ」制作陣が贈るダークファンタジー推理アクションである。雨が降り続く奇妙な街で記憶喪失の探偵見習い「ユーマ」と、ある契約に基づきユーマに取り憑く「死に神ちゃん」の2人は、事件の解決を目指す。「ダンガンロンパ」よろしくただの推理アドベンチャーではなく、ジャンルにアクションとついているように、様々なギミックやトラップが張り巡らされている「謎迷宮」を踏破し、「謎怪人」と戦い真相に迫っていく。シナリオが小高和剛氏ということで、ストーリーにどんな仕掛けが仕組まれているのか楽しみだ。

 

コーヒートークエピソード2:ハイビスカス&バタフライ


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『コーヒートークエピソード2:ハイビスカス&バタフライ』はコーラス・ワールドワイドより2023年春に発売予定のアドベンチャーゲームだ。2020年1月30日に発売された前作『コーヒートーク』は作品を通して穏やかな雰囲気に包まれているが、ファンタジーな世界観を用いてカリカチュアされた私たちの現実の問題に切り込む名作ADVであった。その続編が発売されるとなっては注目せざるを得ない。2での新要素としてアイテム機能があり、主人公であるバリスタはお客さんからアイテムをもらうことができ、それを別のお客さんに渡すことによりシナリオが進行するようだ。サブタイトルの「ハイビスカス&バタフライ」は新たに飲み物の素材として「赤いハイビスカス」と「青いバタフライピー」が追加されたからか、はたまた別の意味づけがあるのかはプレイしてのお楽しみである。

 

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム


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押しも押されぬ大名作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編タイトル。5月12日発売であるがまだまだ情報は少なく、ボロボロのマスターソードに新しい能力、縦に広がるフィールド、サブタイトルの意味などわずかなPVの描写などファンたちの中では考察が交わされている。発売前のハードルが尋常ではなく高くなっているが、それを軽々と飛び越えるようなゲーム体験に期待したい。

 

BUSTAFELLOWS season2


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(まだseason2のPVがないため、前作のものである)

 

『BUSTAFELLOWS season2』は文化放送エクステンドより、5月25日に発売予定の「あざやかな悪に染まるアドベンチャーゲーム」だ。2019年12月に発売された前作の続編となっている。『BUSTAFELLOWS』はピカレスクロマンという題材のストーリーに、すめらぎ琥珀氏による美麗なキャラクターとスチル、細部こだわられたUIや演出など非常に完成度の高いゲームであった。本作はその後日談であり、主人公と5人の攻略キャラクターのその後を、「変わるか、終わるか」という5つの物語に共通したテーマに沿って描くようだ。

 

ファイナルファンタジーXVI


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個人的な2023年上半期最大の期待作はなんといっても『ファイナルファンタジーXVI』だろう。6月22日の発売日が今から待ち遠しい。本作は「FF14」を手がける吉田直樹氏がプロデューサーをつとめ、『ラストレムナント』で知られる高井浩氏がディレクターを担当する。私自身最近熱心に「FF14」をプレイしており、期待値が跳ね上がっているのもあるが、そもそもFFシリーズは大好きなシリーズであるため必ず購入するだろう。

情報を見る限り本作は「ファイナルファンタジーらしさ」というハイファンタジーを軸にしたパブリックイメージを忠実に創出しようとする狙いが見て取れる。そこに復讐をテーマにした重厚なシナリオや、本編シリーズ初のアクションRPGという味付けをしており、FFファン待望の1作になるのではないかと考えている。