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FF14「紅蓮のリベレーター」を終えた感想

以下の感想は『ファイナルファンタジー14』の「紅蓮のリベレーター」パッチ4.5までの内容を含みます。

 

昨年のゴールデンウィークセールで購入したFF14が、ついにパッチ4.5「英雄への鎮魂歌」を終え、拡張ディスク第三弾「漆黒のヴィランズ」に突入した。「新生エオルゼア」と「蒼天のイシュガルド」はGWに買った勢いのままクリアしたが、「紅蓮のリベレーター」は6月から今の今まで半年程度かかってしまった。それはシンプルに6月頃から実質的なゲームライター活動がスタートしたことによる環境の変化というリアルな事情もあったが、「紅蓮のリベレーター」のストーリーの立ち上がりに、いまいち盛り上がりに欠ける展開が連続したことも考えられる。

ガレマーレ帝国との戦争を扱う上で、帝国の所業や現地の状況を見せる必要があるとは言え、序盤は各地域に行く→帝国への反乱に誘う→一旦拒否される→帝国の横暴シーン→それを解決して協力を取り付けるという流れの繰り返しであり、「飽き」に片足を少し突っ込んでいた。

また「蒼天のイシュガルド」までは主人公として話の中心にいた光の戦士も「紅蓮のリベレーター」ではプレイヤーキャラではあるが、実質的な主人公の座を現地の問題の中心人物である「リセ」、「ヒエン」、「フォルドラ」に明け渡し、主に「英雄」や「暴力装置」としての役割を与えられていた印象だ。特に序盤はストーリーの深刻さや盛り上がりとプレイヤーとの微妙な距離感も少し感じた。ただ中盤でアジムステップに訪れてからは話にメリハリがつき、そしてドマにおけるゼノスとの本格的な邂逅により光の戦士がシナリオでの存在感を取り戻した。そこからはストーリーも一気に加速し素直に面白いと感じられた。

そして「新生エオルゼア」や「蒼天のイシュガルド」でも思ったが、FF14はメインシナリオはもちろんであるが、パッチ〇.1以降の戦後処理パートが面白い。「紅蓮のリベレーター」でもプレイヤーの胸をえぐるような展開があったり、次の拡張である「漆黒のヴィランズ」への多くの伏線が張られたりと濃密な体験が味わえた。また主人公以外を操作するバトルが追加されたのも良かった。今までいくらなんでも光の戦士に任せすぎでは?と思った部分が、他のキャラクターもそれぞれ一生懸命戦っているのだと実感することができたのと、行えるアクション数の違い、パラメータの対比などで光の戦士がいかに戦いに秀で、英雄と呼ばれるべき存在なのか再認識できた。特に最後のインスタンスバトルの演出は非常に熱く、プレイヤーを滾らせた。

このシーンの熱さは異常。背中の頼もしさよ。

このまま「漆黒のヴィランズ」を進めたいところだが、十二分に楽しむために以前買っておいた「Encyclopaedia Eorzea」2冊と、サイドストーリー集「光の回顧録」を読んでからにしたい。どちらも掲載範囲が「紅蓮のリベレーター」までのようなので今読むのが最適だろう。

ついに登場したFFネット総選挙「好きなキャラ」部門1位の人

昨日1月10日に最新パッチである6.3があたったFF14であるが、FF16の発売日や6.4パッチがあると思われる5~6月までには「暁月のフィナーレ」の最新まで追いつき、次からは更新をリアルタイムで楽しめるようにするのが当面の目標だ。