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SWAN SONG再プレイ感想(ネタバレ注意)

何だか実生活が目が回るように忙しく、心が疲れていたのか死にたくなることが増えてきたので

これはイカンということで瀬戸口廉也作品をプレイした。

今回は何度目か分からないがSWAN SONGをやった。

ストーリー時系列に沿って感想を書いていきたい。勿論ですがネタバレ注意です。

後、この記事はこの曲聴きながら読んでほしいです(願望)

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このシーンはプレ・スワンソングを読んでいるとより沁みる。

結局、ゲーム内では雲雀の存在(瀬戸口作品では絶対的な良心なキャラがいる)があったことだし、言うほど優しさが無い訳ではなかった。

しかし、このゲームはそんな優しさをも踏みにじってしまうようなどうにもならなさ、神の悪意とも言うべき事態が次々と襲い掛かってくるんですよね。

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柚香と司の交わらない平行線な会話。この二人の心が交わることは結局無かった。

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自分としては圧倒的共感を覚える鍬形のセリフ。作中では鍬形の心理描写が一番丁寧だと思う。

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ここの妙子の回想は妙に心に来る。瀬戸口作品でのこういうまっすぐな幸せな思い出みたいな回想はホント心臓に悪い。

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作中で落ち着き払っていた司が唯一悪態をつく場面。鍬形に怒っているのではなく、どうにもならない状況に持ち込んだ「神」というべき「大きなもの」に対して怒っているのだと考える。

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柚香の「実は処女じゃなかったんです」告白の後。確かに柚香は司のことは本当は好きじゃなかった。むしろ憎んでいたと言ってもいい。だけど、空虚な彼女の中で一番強い感情を向けていた相手だと思う。ならそれは好意と同じ意味を持つと自分は考えてます。

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その告白に対する司の赦し(だけど柚香には届かなかった)

良くも悪くも司は誠実すぎて、劣等感を持つ人間にはまぶしすぎるんだと思う。

普通の人間なら腕がダメになったらピアノは諦めてしまうだろう(作中では柚香も鍬形も何もかもあきらめてきた連中である)

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あろえが直した歪なキリスト像によって司が救われる場面。SWAN SONGのテーマは「人間賛歌」だと考えている。

SWAN SONGは鬱ゲーとよく言われてるが、最後の最後の死ぬ前の一撃「スワンソング」として司は歪なキリスト像を「神」に見せ付ける。ノーマルエンド後半の殺伐としすぎた状況と相まって、この場面での解放感と後味は最高に爽やかである。

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めちゃくちゃ皮肉なシーン。きっと柚香はそのピアノを聴いても笑ってはくれないだろう。

柚香は子どもの頃に司の演奏を聴いたばっかりに呪いと絶望を負ってしまっている。

トゥルーエンド編

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自身の心の内を吐露する柚香

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相変わらず人の気持ちが分からない司だが、この一言で柚香は大分救われたと思う。

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このシーンは最期に美しい声を出して死ぬんじゃなくて、生きてこそ美しいということでしょう。

昨日Twitterにも書きましたが、もはや死にたさと死にたくなさを振り子のようにいったりきたりしながら、開き直ってしぶとく生きていくしかないと改めて思った。